鳥はどこからが成鳥になるのかをはっきり知っていますか?
雛だから飛べない?飛んでいれば成鳥?ヒヨドリはどうなのでしょうか。
庭に落ちてたヒヨドリのポワポワ雛ちゃん。巣立って親と移動中、力尽きてうちの庭で休んでたみたいです。庭木の上で少し休んだたら元気が出たみたいで、親鳥と一緒にどこかへ飛んで行ったんですが……まだ家の周辺で親鳥がキーキー鳴いているな~。またどこかに落ちてるのかな(^^;)?? pic.twitter.com/Md5iKykPZc
— えのころ工房 (@enokoro1999) 2017年7月15日
ヒヨドリの雛は飛べる
ヒヨドリは雛でも飛びますが、生まれてすぐ飛べるわけではありません。
ヒヨドリの巣立ち
巣立ちをするということは一人前になって自分で生きていけることだと思っている人もいるようです。
ですが、ヒヨドリは飛べないうちに巣立ちをします。
巣から降りて、飛び方・食べ物の取り方・敵からの逃げ方・ヒヨドリ同士の付き合い方を学んでいきます。
しっかりと巣立ちをした雛を、巣立雛と呼びます。
地面に飛べないヒヨドリがいた時
先にも挙げたように、ヒヨドリの雛は飛べないうちに巣から降りて地上で様々なことを学んでから飛び立ちます。
なので、地上で飛べないヒヨドリが必ずしも保護が必要なわけではないのです。
ケガをしている場合は保護が必要ですが、正常な雛を間違って保護してしまうと自然から引き離してしまうので命に関わる場合もあるようです。
落巣雛
巣立ちの前に地上に落ちてしまったヒナを落巣雛と呼びます。
落巣雛を見つけた場合
巣立雛と違って、落巣雛の場合は保護が必要です。
ケガをしていたり、巣立ちの準備ができていない状態で巣から離れてしまっているからです。
巣から落ちてどれくらいの時間が経っているかもわからないので、緊急の場合もあります。
この時はすぐ、保護センターや病院に連れていきましょう。
巣立雛と落巣雛の見分け方
もう少しで巣立ちできる雛が巣から落ちてしまっていたら判断は難しいですが、まだ巣立ちするには早すぎる雛が落ちることもあります。
そういった雛は、まだ羽が生えそろっておらず産毛が目立ちます。
翼を広げた時に地肌が目立つのも特徴です。
また、栄養が取れていないので貧弱な見た目をしていることもあります。
まとめ
ヒヨドリは飛べるようになる前に巣立ちをし、地上で過ごしながら生きて行く方法を学んでいきます。
落巣雛との区別は難しいですが、巣立雛を保護することは逆効果になるので地上にいるからといって保護するのはやめましょう。