鳥の巣はいろんな特徴が見られますが、巣作りに関して180度異なる鳥がいます。
それは、大きさもあまり変わらないヒヨドリとホトトギスです。
どちらも生きていく中で、獲得した生き残る術だと言えるでしょう。
庭のスモークツリーにヒヨドリが巣を作り卵を温めていました。
いつ産まれるのかな?と楽しみにしていたのですがさっきヒナを確認出来ました。
巣立つまで温かく見守りたいと思います。 pic.twitter.com/IUwMY5R3Ke— princesspeachmama (@feliciamomo) 2017年6月15日
巣をかける場所の違い!ヒヨドリの巣は、どこ?ホトトギスは?
これらの鳥にいったいどんな違いが見られるのでしょうか?
ヒヨドリとホトトギスの巣作りについて、今回は紹介していきたいと思います。
ヒヨドリは、どこに巣をかけるの?
地上から数メートルの高さのところに巣作りを始めます。
体の大きさの割には、外形15㎝前後と小さめの巣を夫婦で協力して作ります。
巣の形はお椀のような形状をしています。
巣の材料として使われるのは、木の枝、イネ科の茎、荷造り用のひもなどです。
産卵をする場所には、松葉やシュロの繊維、笹の葉などクッション性の高いものが敷かれます。
1度に3個~4個の卵を産み、薄っすらと赤みを帯びた殻に赤褐色の丸い斑点が目立ちます。
約2週間もメスに温められて、孵化した雛は大切に育てられていきます。
10日前後で巣立ちを迎えますが、多くの雛は近くにいて、親鳥としばらく一緒に行動します。
ホトトギスは、どうやって巣をかけるの?
一般に鳥類の巣の材料は、木の枝や植物の葉などが使われることが多いです。
しかし、ホトトギスは、自分で巣を作るようなことはしません。
体長は約30㎝もあり、ヒヨドリとあまり変わらない大きさです。
全体的に暗めの色をしており、頭部と背中はグレーで、翼と尾はこげ茶色です。
ホトトギスは巣作りをせずに、ウグイスなど鳥の巣に卵を産み落とします。
孵ったヒナは、他の鳥の卵を巣から落として、養母の元ですくすくと大きく育っていきます。
残念ながら養母は、自分の子どもと見分けがつかずにせっせと面倒をみてくれます。
まとめ
ヒヨドリは、天然の材料を使って巣作りをし、夫婦で子育てを頑張っていきます。
ホトトギスは、他の鳥の巣を借りて、自分の子どもを養育させるずる賢い鳥です。
鳥類の世界においても生き残っていくために面白い戦略を立てたものがいるなと感心しました。