小鳥はいろんな形で仲間どうしメッセージを伝え合うことで知られています。
最も顕著に見られるのが、鳴き声を使って仲間や外敵へメッセージを送ることです。
それはヒヨドリにとってもけっして例外ではありません。
ヒヨドリの鳴き声から分かる意味!それって警戒心?求愛行動?
ではヒヨドリは、いったいどんな鳴き声をあげるのでしょうか?
これからヒヨドリの鳴き声に着目して、その意味について紹介していきます。
ヒヨドリが警戒するときに発する鳴き声とは?
誰だって本当にびっくりしたときは、思わず大きな声をあげてしまいます。
それも夜道に突然、驚かされるようなことがあれば、金切り声をあげてしまうことも珍しくありません。
たとえ鳥であっても、外敵を追い払うときに発する声はものすごいものになります。
ヒヨドリは周りを警戒すると、驚くほどの甲高い声をあげて鳴きます。
それを聞かされるものは、たまったものではありません。
私たち人間であっても、急に大きな声を出されたら、一瞬ひるんでしまいます。
ヒヨドリも同じような効果を期待しているのかどうかは、分かりませんが相手の行動を制するのに一役買うでしょう。
ヒヨドリが求愛するときにあげる鳴き声とは?
実は、ヒヨドリの名前の元になっているとも言われています。
「ヒーヨ、ヒーヨ」という鳴き声を発し、まるで呪文を唱えるかのように繰り返して、何度も鳴きます。
しかも、トーンの高い声を発しています。
鳴き声をあげるだけではなく、その際は、首を動かしてまるで何かを探しているようにも見えます。
愛らしいその仕草や鳴き声は、メスへの親愛の情をアピールしており、好意を表しています。
人間にたとえるならば、甘い声を女性がささやいて男性に訴えかけているようなものです。
このようなメスへの求愛の意味をともなった鳴き声は、さえずりと呼ばれています。
まとめ
ヒヨドリのオスは、羽を広げてメスに訴えるのではなく、美しい鳴き声でアピールします。
周囲に外敵がいる場合は、びっくりするくらいの高い声をあげて仲間に知らせます。
鳥類にとっては、鳴き声がコミュニケーションツールとして役立っているのだと改めて感じました。