公園など樹木のある場所で多く見かけ、都市部でも見ることがあります。

ムクドリのような野鳥より、体を直立状態で止まる傾向があり主に樹木の上で活動します。

地上に降りてくることもありますが、飛ぶ際、数回羽を羽ばたいてから、翼をたたんで滑空するというパターンを繰り返して飛んでいるため飛ぶ軌道は常に波型となっているのが面白いですね。

ヒヨドリ ムクドリ 違い

ヒヨドリの鳴き声に由来する

鳴き声が「ヒーヨ」「ヒーヨ」と鳴くことから、和名は、この鳴き声に由来して「ヒヨドリ」とつけられたという説もあります。

この「ヒーヨ」と鳴く声は、甲高く特徴ある鳴き声ですので名前にする際も比較的スムーズに決まったのでは?と思います。

秋にヒヨドリの渡りがみられる

毎年ヒヨドリは見ることができますが、春、秋頃、渡りがみられるようで秋は、暖かい地域に移動しますので、10月から11月にかけて渡りが日本各地で確認されています

房総半島や、関門海峡などで、1000羽以上ものヒヨドリの渡りが観察されたとのことで、その群れのすごさに圧倒されます。

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ヒヨドリの繁殖期は長い

ヒヨドリの餌となるのは、果実、花の蜜などです

繁殖期に入ると、果実のほか、昆虫なども好んで捕食します。

一方、非繁殖期では、果実のみになります。

例えば、センダン、イイギリ、また、人間にも馴染みのあるカキなどです。

繁殖期は、5月から9月にかけてと、比較的長い期間に及んでいます

捕食されたりして、繁殖が無事に行われず、再度繁殖期を迎えるなど繁殖の際に、トラブルが発生して正常に繁殖を終えられないことが多いため4ヵ月もの長い期間を要することがあるようです。

まとめ

ヒヨドリは結構多産です。

1回に4個もの卵を産みます。

卵の大きさは、約3㎝位で、淡いピンク状で、赤褐色の斑点が見られます。卵を温めるのは、ふつうは、雄のほうで2週間位かけて抱卵されます。

孵化したら、雛は、雄と雌、両方で育てられます。

雛が巣立つのは、10日ほど経ってからですが巣立って数日間は、満足に飛ぶことはできないですので雛は巣の近くでウロウロし、その後の1~2ヵ月は親鳥と一緒に行動を共にすることになります。

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