ヒヨドリ等の野鳥の雛が道端に落ちていると、助けたくなってしまいますね。
生まれたばかりの鳥はとても弱々しく見えるので心配になって拾って帰ってしまう場合があります。
しかし、そのような助け方はあまり良い方法ではありません。
なぜそのように言えるのか?
1年の中でどの時期にこのような事故が多いのかについて説明します。
ヒヨドリ等の野鳥の雛が落ちていた場合
ヒヨドリ等の野鳥の雛を路上で発見した場合は、そのままにしておくのがベストです。
親鳥が近くから見ている可能性が高く、飛行訓練だったり、何らかの生きていく術を教えている可能性が高いからです。
誤って保護してしまうと、親鳥からしてみれば子供を奪われたような形になってしまいます。
良かれと思ってやったことだったとしても、ヒヨドリ等の野鳥にとっては非常に迷惑な話になります。
強い鳥にならないと自然界で生きていくことはできませんので、多少無茶に思えるような訓練も親鳥は行っているのです。
もちろん道路の真ん中に落ちているのであれば、救助してあげる必要があるかもしれませんが、そのような緊急時以外の場合は手を出さないのが無難です。
1年の中で初夏から夏にかけてこのような訓練が行われる可能性が高く、勘違いされて救助されてしまう雛が増えるのもこの時期です。
とても弱々しく見えるので、怪我をしていると勘違いされてしまう場合も多いのです。
その辺の判断は非常に難しいですが、慎重に行っていきたいですね。
まとめ
ヒヨドリはとってもかわいい鳥ですし、雛の時はもっと魅力的です。
道路で見かけると、巣から落ちて孤独になってしまったのではないかと考えがちですが、そういう勝手な判断は動物にとって迷惑だということですね。
誤認保護という言葉があるようですから、怪我していると判断されて保護されてしまう雛が多いのでしょう。
基本的には野鳥は許可なしに飼育することが禁じられているので、可愛らしいからといって捕獲するということは絶対にしてはいけないですね。