鳥全般に言えるそうですが、自宅に鳥が巣をかけるのは縁起がいいことだと言われています。
ヒヨドリの巣も迷惑になるような場所でなければ、そっとそのままにしておいてあげましょう。
鳥の巣が話題に上がっていますが、ヒヨドリの巣に注目して見ていきたいと思います。
庭の桑の木にヒヨドリが作ったらしい鳥の巣が。 pic.twitter.com/dCdScNYykX
— 笠井次郎 (@jirouz) 2017年6月27日
ヒヨドリの巣にまつわるよもやま話
巣といっても鳥によって作り方は様々です。
いったいヒヨドリはどんなふうに巣作りを行っているのでしょうか?
そこで今回は、ヒヨドリの巣にまつわる話を紹介したいと思います。
ヒヨドリはどうやって巣作りをするの?材料は?
木の枝上に外径12㎝から20㎝の割と小型の巣を作ります。
高さ3m前後のところに巣をかけ、形はお椀のような形状をしています。
巣の材料として、細い枝、イネ科の茎、ビニールの紐などが使われることが多いです。
卵を産む場所には、松葉やシュロの繊維、ササの葉などがクッション代わりとして敷かれます。
1回の出産で数個の卵を産み、薄い赤色に赤褐色の丸い模様が見られます。
約2週間もメスによって抱卵され、孵化した雛は夫婦で仲良く協力して育てられます。
雛は10日前後で巣を離れますが、そのほとんどは巣の近くにいて、親鳥としばらく行動をともにします。
鳥の巣の縁起!ツバメと同じくヒヨドリも?
ツバメが家に巣をかけるといいとは耳にした人がいるかもしれません。
これは日本の社会文化と密接な関わりがあると言えます。
まず、ツバメは自分の力で家を建てることから、財力に恵まれることを示しています。
次に、子どもを産んで協力して育てることから、子孫繁栄を示しています。
そして、田畑の害虫を餌として食べてくることから、豊作を期待することができます。
最後に、給餌のために出入りをすることが多いことから、商売繁盛につながると考えられています。
ヒヨドリも繁殖期には昆虫類を食べますから、類似しているところはあります。
これと言ったいわれは分かりませんが、鳥が自宅に巣をかけることは縁起がいいようです。
まとめ
ヒヨドリは、天然の素材から人間が作り出したものをうまく組み合わせて樹上に巣を作ります。
ツバメの巣に限らずヒヨドリが巣を自宅にかけた場合であっても、縁起がいいと考えることができます。
鳥の巣作りにこんな話があるとは、初耳でびっくりしました。