ヒヨドリの成体を見かけることはあっても、巣を見る機会は少ないと思います。
巣の中に卵が産み落とされたまま温める様子が見られないことがあります。
また、育ち上がって巣を離れた後は、来年も使うことはあるのでしょうか?
ヒヨドリの巣に卵がほったらかしなのは?巣を再利用することは?
鳥類と言えば愛情深いイメージがありますが、そうではないのでしょうか?
今回は「ヒヨドリ×巣」をテーマにして話を進めていきたいと思います。
卵が巣に放置したままな理由、巣を再利用することはあるのか、調べていきます。
ヒヨドリは育児放棄をしているの?
自分で産んだ子どもの面倒を見ない育児放棄が社会問題として人間の世界でもあります。
はたして鳥類の世界にも育児能力のない親が存在しているのでしょうか?
いいえ、そうではありません。
たまに、ヒヨドリの巣の中に卵が放置されたまま転がっていることが見られます。
これは育児放棄をしているわけではなく、卵をすべて産み落としてから温めようとしているのです。
卵を温める役目を主に担うのはメスで、約二週間もじっと座って卵を抱いています。
ですから、しっかりと育児を行っていくための下準備を行っているのだと考えてください。
ヒヨドリは、巣を二回も使うことがあるの?
ホトトギスのように他人の巣を借りて、他人任せで子どもを養育する鳥もいます。
とても大胆で狡猾な方法をとり、ホトトギスは他の鳥の巣に自分の卵を忍ばせます。
その後、孵ったホトトギスの雛は、元々そこにあった鳥の卵を落として、その鳥の子どもになりすましてしまいます。
親鳥は、ほとんど育児に手をかけるようなことはありません。
しかしながら、ヒヨドリはホトトギスのように再利用して使うことはありません。
今年、巣をかけた場所が安全だとヒヨドリが判断したなら、近くに営巣する可能性はあります。
まとめ
ヒヨドリのメスは卵をすべて産み落としてからでないと抱卵という作業を行いません。
産んでいる途中の段階であれば、そのまま放置していることも珍しくはありません。
巣を再利用する方が少ないと思いますが、中には利用して使う鳥もいるようですね。