ヒヨドリは、特に甘い果実が好きで、実は、果樹園では大変な被害が出ているそうです。
また、畑の作物も荒らすので、その地域の被害も深刻です。
ヒヨドリは、国内の暖かい場所を求めて日本中を回る様に移動するので、結局はどこにいてもほとんど目にすることができる鳥です。
そのため、被害も全国に及んでいるそうです。
では、その被害を食い止める策はあるのでしょうか。
調べてみます。
ヒヨドリの被害の様子
ヒヨドリは、世界的に見てもほとんど日本にしかいないので、国内ならどこに行っても、一年中見ることができるのですが、被害も日本中で出ている様です。
ヒヨドリは、少しでも暖かい地域を求めて、寒くなる高地から寒さの多少緩む低地に移動してくるので、行き着いた先でミカンなどの柑橘類や白菜などの葉物野菜を食い荒らすなど、大きな被害が出ていますが、その被害は毎年ではなく、近年は偶数の年に被害が多いという報告がある様です。
ヒヨドリの被害を受けるミカン畑
ミカン畑がヒヨドリに荒らされると、その直後の食べ方に特徴がある様です。
残った跡は、奥まで差し込んだ様に深く細いそうです。
ヒヨドリは、「ココ」と決めたら、数十羽から数百羽の群れで、とことん通い詰め、食い尽くすということです。
その対策とCDの効果
ヒヨドリを根本的に排除するには、捕獲するしかありませんが捕獲は禁止されているので、人間の涙ぐましい努力として「追い払い道具」がある様です。
・防鳥テープ
・吹き流し
・鳥のナキガラの模型
・目玉模様の風船
・磁石
・爆音機
・鳥の警戒音
・防鳥網
・・・など
数々ある「追い払い道具」の中のCDは、風に揺らぐことで効果を発揮するということですが、設置したほんの短い期間は効果があるものの、長期的には見破られて、あとは慣れてしまうそうです。
そのほかの「追い払い道具」と組み合わせることで、またその組み合わせを変えることで、効果を持続させることができる様ですが、いずれは、全ての「追い払い道具」を記憶されて、動じなくなるということでした。
まとめ
ヒヨドリは、日本国内の暖かい場所を求めて移動する鳥で、留鳥になる個体も多く、どこに行っても見かける鳥なので、場所を問わず被害を確認するそうです。
群れで荒らすので、その被害は大きく、「追い払い」には苦慮している様です。
どの「追い払い道具」もこれといった決定的なものはなく、結果的には、今考えられている「追い払い道具」では慣れてしまい、人間の負けを喫している様です。
この先も、ヒヨドリとの戦いは続くでしょう。