ヒヨドリの天敵となるのは、猛禽類のタカ、カラスであり、雛の場合は、猫や蛇も天敵となります。
タカの中でも、オオタカや、ハヤブサなどはヒヨドリを襲って食べる習慣があるのでヒヨドリにとっては非常に怖い相手となります。
弱ったヒヨドリしか襲わない
カラスにとっては、ムクドリより、ヒヨドリのほうが捕獲しやすいです。
なぜなら、ヒヨドリは、ムクドリなどと比べると、逃げるスピードも遅いですし、俊敏さでは、ムクドリのほうに軍配が上がります。
ヒヨドリ同士、取っ組み合いのけんかをしたり、オオタカなどに追われているヒヨドリがいた場合、狡猾なカラスが横入りして、ヒヨドリを襲うということはあります。
そのような状況以外、タカなどがヒヨドリを襲うことはほとんどないですし襲うとしても、弱ったヒヨドリや、生まれたての雛しか狙われないですね。
ムクドリよりヒヨドリのほうが狙いやすい
カラスにとって、ムクドリよりはヒヨドリのほうが狙いやすい理由はほかにもあります。
それは、ムクドリは、いつも群れでいますし、広々とした場所に集団で集まっていることが多いので外敵の接近にもすぐ気が付きやすいからです。
一方、単体のヒヨドリでも元気なヒヨドリであれば、タカのような猛禽類に襲われたりすることも殆どないでしょう。
猛禽類がヒヨドリの一番の天敵
同様の環境下で、群れでいる場合、また、同様の環境下で、単体でいる場合、ヒヨドリもムクドリも、襲われる頻度は殆ど変わらないということです。
ただ、飛翔力に関しては、ムクドリのほうが上です。
ヒヨドリは、小回りのきいた飛行を得意としますのでどちらも場所によっては、逃げるスピードやテクニックが
違ってくるでしょう。
ヒヨドリ、ムクドリ、どちらにとっても天敵は、オオタカ、ハヤブサ、またハイタカなどといったいわゆる、猛禽類なので、ヒヨドリや、ムクドリにとっては、それら猛禽類から逃れて暮らすことは、それほど楽ではありません。
まとめ
カラスもヒヨドリの天敵と書きましたが、カラスは肉食ではなく、雑食性の鳥なので無理に捉えにくい元気な小鳥を襲うことはありません。
スズメなども、カラスがすぐ近くに来ていても少しそこから移動するだけで、その場を逃げようとはしません。
スズメもそうですが、ヒヨドリ、ムクドリなどもカラスが近くにきても、自分たちを襲ってこないことを知っているので特にその場から逃げたりしないのです。