ヒヨドリの大好物は、果実、花の蜜などです。
冬は、果実が食べつくされて、春、花が咲くまでの期間は、野菜が狙われるようです。
野菜も果実同様、大好物の1つでしょう。
しかし、野菜の中でも、好みがあり、大好物なのは、チンゲンサイ、小松菜、キャベツ、ブロッコリー、タアサイ、エンドウの芽などです。
ヒヨドリの嗜好は共通
一方、ヒヨドリの嫌いなもの、というか、あまり好物ではない野菜は、レタス、ほうれん草のようですが、雪の後に、甘みが相当増したほうれん草であれば、しっかりヒヨドリに食べられてしまうそうです。
しかし、大根、からし菜、菜の花、葱、水菜、壬生菜、春菊、コウタイサイ、ルッコラなどは、殆ど手を付けられていません。
これは特定のヒヨドリ、または一部のヒヨドリだけの偏食、嗜好性とは違うようです。
全般的に、総合的にヒヨドリ全体の嗜好性がそうであるということです。
ヒヨドリは花の蜜も大好物
花の蜜の嗜好性ですが、ツバキ、コブシ、サクラ、ハクモクレンなどが大好物のようです。
一生懸命育てたヒメコブシ、蕾の開花を楽しみに待っていた人が、開花直前に、蕾すべてヒヨドリに食べられてしまった、という話も聞いたことがあります。
大変同情します。
作り手の苦労も知らず、ヒヨドリは人間にとっては迷惑な鳥で、嫌いなものと思う人も多いでしょう。
貴重な野菜を横取りするヒヨドリ
野菜を育てるのは本当に大変です。
猛暑などで種まきが遅れると育ちが順調にいきませんし、雪や霜が多かった年は、野菜の育ちはあまりよくないそうです。
従って、そのような不作の年の野菜は、大変、貴重となります。
その大切な、大事な大事な野菜を横取りするヒヨドリは人間にとっては、天敵であり、かわいい鳥には思えないですよね。
まとめ
野菜に対して、かなり嗜好があるヒヨドリ。
人間にも好き嫌いはつきものですが、ヒヨドリでも、大好物な野菜、果物と嫌いな野菜、果物というものがあるのはなんとなく理解できますね。
ヒヨドリの好き嫌いは、見た目で判断するようには思えませんが…
一度食べて、味を覚えて嫌いなものと大好物なものとを区別するのだろうと思います。
ヒヨドリは、カラスの次に農作物の被害報告が多い鳥です。
しかし、ヒヨドリのほうが家庭菜園などする方にとってはダメージが大きい鳥のようで、カラス以上に嫌いなものとしてヒヨドリを毛嫌いする人もいるようです。