ヒヨドリもイソヒヨドリも日本の各地で一般的に見ることのできる鳥です。
どちらもヒヨドリと付くので仲間だと思っている人も多いようですが、全く別の種類になります。
その違いと、見分け方を紹介します。
目次
ヒヨドリ
ヒヨドリは、スズメ目ヒヨドリ科ヒヨドリ属の鳥です。
ヒヨドリの生息地域
ヒヨドリは、住宅街・公園・雑木林などでよく見られます。
海よりも内陸部の方で生息していることが多いようです。
ヒヨドリの特徴
ヒヨドリの全長は約28cm程です。
鳴き声は美しいというよりも騒がしい感じがします。
体は全体的に灰色をしていて、頬はオレンジ色をしています。
胸の辺りに白い模様があり、頭がツンツンしたようになっているのも特徴です。
イソヒヨドリ
イソヒヨドリは、スズメ目ヒタキ科イソヒヨドリ属の鳥です。
イソヒヨドリの生息地域
イソヒヨドリは、海岸付近でよく見られます。
ヒヨドリと違い、海に近い場所で生息していることが多いようです。
イソヒヨドリの特徴
イソヒヨドリの全長は約25cmとヒヨドリよりやや小さいです。
とても綺麗な鳴き声が特長です。
体の色はオスとメスで異なります。
オスは、全体的に暗い青色をしており胸の部分がレンガのような赤褐色をしていて、翼が黒くなっています。
メスは、全体的に暗い青を帯びた赤褐色をしていて鱗のような模様があるのが特徴です。
オスは綺麗に色分けがされているので、オスとメスの判別はとてもつきやすくなっています。
ヒヨドリとイソヒヨドリの見分け方
ヒヨドリとイソヒヨドリの見分け方を紹介します。
生息地域の違い
ヒヨドリは内陸部、イソヒヨドリは海岸付近に生息しているので、いる場所は見分ける際の大きな基準になるようです。
見た目の違い
ヒヨドリの方がやや大きいので、近くで見る際はまず大きさを見ると良いでしょう。
ヒヨドリは灰色、イソヒヨドリは暗い青色が特長なので色でも判断できます。
鳴き声の違い
ヒヨドリは騒がしい鳴き方で、イソヒヨドリは綺麗な鳴き声をしています。
鳴いている時はよく聞いてみると良いでしょう。
まとめ
ヒヨドリとイソヒヨドリは、生息地域から異なっていて体や鳴き声にも確かな違いがあります。
名前だけ聞くと似ている鳥だと思われがちですが、特徴を知ると全く別の鳥だと分かります。